| JIS普通鋼材、JIS合金鋼材 | |
| 一般構造用圧延鋼材(SS材) | |
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JIS鋼材のうちで最も多く使われている鋼種 |
SS400 溶接は板厚50mm以内 SS490,SS540
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| 溶接構造用圧延鋼材(SM材) | |
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溶接性に優れている
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SM490以上では溶接に十分な注意と適当な熱処理が必要 |
| 機械構造用炭素鋼材(S-C材) | |
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S10C〜S58C
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S-CK材 浸炭肌焼き専用鋼 |
| 構造用合金鋼材(SA材) | |
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SCM、SNCM 一般にCrやMoを含むものは焼きが入りやすいので、大形部品用
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| 焼入れ性を保証した構造用鋼材(H鋼材) | |
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所要の焼入れ硬化が確実に得られる
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| 工具用炭素鋼材(SK材) | |
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C%によってSK1〜SK7に分類 一番使いやすいのはSK5 強じん性を必要とする時は高温焼戻し(400〜600℃調質)
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SK5 一番焼きが入りやすく､耐摩耗性やじん性に優れている |
| 合金工具鋼材(SKS,SKD材) | |
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SK材にW､Cr､Mo､Vなどを添加して耐摩耗性､耐衝撃性､不変形性､耐熱性などをそれぞれ発揮させるようにした工具鋼
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| 高速度工具鋼(SKH材) | |
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耐熱性に乏しい
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| W系（タングステン） | |
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耐熱性が良い
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SKH3 |
| Mo系（モリブデン） | |
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じん性に優れている |
SKH51(Mo系) もっとも使用されている
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| ステンレス鋼材(SUS材) | |
| 13Cr系(マルテンサイト系) | |
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硬化型
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SUS420J2 SUS440C |
| 18Cr系(フェライト系) | |
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軟質型 |
SUS430 １８Crステンレス鋼 SUS430同士はかじる
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| 18-8系(オーステナイト系) | |
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耐食型 -150℃にサブゼロ処理するとマルテンサイトに変化して硬化する |
SUS304 450〜850℃に再加熱すると耐食性が劣化して粒界腐食を起こすようになるので注意 つまり、熱に弱い 常温加工するとマグネットにつくようになるので、これを防ぐには温間加工（100〜150℃）する
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| PH系(析出硬化系) | |
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硬化型
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17-4PH(SUS630)、17-7PH(SUS631)の2種 |
| 高C-Cr軸受鋼材（SUJ材） | |
| 耐磨耗性が大きい 現在SUJ材は丸物がが大部分 SUJ材は熱処理もやさしく、耐磨耗性もあり、鋼材価格が安いので大いに活用すべき |
SUJ2 SUJ3
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| ばね鋼材（SUP材） | |
| 耐衝撃性や耐疲労性に富んでいるので、ばねに限らずその特性を必要とするところに多用するのがよい |
SUP6,SUP9 |
| 快削鋼材（SUM材） | |
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普通の鋼よりも被切削性を良くした鋼 低C鋼をベースにしたものは、機械的性質があまり要求されない物に使用 S30〜50CをベースにしたPb又はS快削鋼は強度を必要とする部材に使用 |
Pb快削鋼 S快削鋼
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| 非調質鋼 | |
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S-C材やSA材にV､Nb､Tiなどを少量添加(マイクロアロイ)し鋼材圧延の際､冷却速度を調整して強度を保証したもの 調質鋼より強じん性に欠ける
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例 |
| プレハードン鋼 | |
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鋼材メーカがあらかじめ熱処理した物 熱処理による変形や脱炭などが起こらないので、部品製作に好都合
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SKD61 例 |
| JIS鋳鉄 | |
| ねずみ鋳鉄（FC） | |
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普通鋳鉄品（FC100〜250）は鋳造性はよいが、もろくて弱いことが欠点 振動の吸収能力がよい
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FC300とFC350は引張強さが300N/mm2以上あるので、強じん鋳鉄あるいは高級鋳鉄ともいわれる（ミーハナイト鋳鉄もこれに含まれる） 組織が微細で、強じんのうえ耐磨耗性に富んでいるので強力部品に多用される 表面焼入れ（高周波焼入れや火炎焼入れ）によって耐磨耗性をさらに増加させることができる |
| 球状黒鉛鋳鉄（FCD） | |
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鋳鉄中の黒鉛が球状化しているので、機械的性質が良好で、耐磨耗性に富んでいる |
FCD450
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参考：ＪＩＳ使い方シリーズ 熱処理技術マニュアル 増補改訂版,日本規格協会